2013/05/22

<ยุบรวม>กับ<ควบรวม>


<廃合><併合>

先ほど公表された教育省の学童が少ない60人以下の学校を廃校にするという計画では、教員が少ない学校では一人の教員が違った学年の教室で教える必要があり質が落ちてくるということと、学童数が少ないと予算も少なくなり必要な備品が揃えられないという状態になっているので統合するという考えのようである。たとえば60人の児童がいる学校では教師が2人で2クラスしかなく学年が違う児童も一緒に勉強をしなければならなくなっているということである。もし学童の学校が廃校になりより遠い学校に通う事になるなら政府は交通費として1人の1日あたりで10~15バーツを支給するということである。しかしあくまでも学校の質を考えての廃校で60人以下の学校でも質がいいところは残していき廃校する場合も保護者と地域の人達と話し合って決めるということである。

生徒数が120人以下の学校数 14,816校
生徒数が60人以下の学校数 8,962校
生徒数が41~60人以下の学校数 3,163校
生徒数が21~40人以下の学校数 2,090校
生徒数が20人以下の学校数 709校

現政権がタクシン政権から引き継いでいる開発党という性質は分かるが、教育を開発と同レベルで考えるのは問題があるのではないだろうか。教育水準を上げて成績が良い生徒を作っていく開発が各種の個性を持った生徒を画一化してしまうのではないだろうか。タクシン政権時代からそれまで見放されてきた地方・田舎に焦点を当てて生活水準の向上を図る開発をやってきたことは認めるが教育に関しては保守的な考えも取り入れていくべきだと思うし慎重に考えるべきだと思う。

股この計画に対して民主党の元文部大臣でナコンシータマラート県議員であるシナウォン・ブンヤギエット議員は国民の権利を制限するもので憲法違反であると反対している。またもやこの政策も憲法裁判所に訴えられるのであろうか。


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