2011/11/21

<พ.ร.บ.>กับ<พ.ร.ก.>

"Pho.Ro.Bo."and"Pho.Ro.Ko."

2006年のクーデター以降の混乱の中でタイが格差社会で民主主義の基本である平等社会からほど遠い階級社会でバンコクと地方との格差、バンコクと地方との富の格差、バンコクと地方の教育の格差を指摘する声は上がっていたが今回の洪水により具体的に格差があることが浮かび上がってきたようである。

バンコクを中心としたニュースを流す報道にもはっきりと格差と差別がありバンコクに水が迫ってくると洪水のニュースを流すがそれまでも地方特に農地は洪水の影響を多大に受けているのに農家の取材はなく大声を上げる人達が住むバンコクだけのニュースを流し、最近のニュースではバンコク中心部から水が引いているというニュースばかりで地方の農地がいまだに水に浸かり農業ができないという報道は一切ないのは報道にも格差と差別があるという理由からだろう。

ここに来てビッグバックという洪水の水をせき止める大型砂袋で中心部への水の南下を止めて東西に排水するという成果が出てきたようでバンコク中心部へ水が来る可能性は消えたようである。一時期に浸水した中心部への入り口、ラートプラーオ交差点から水が引いたことで昨日のテレビではスクムパンバンコク都知事がテレビタレントを引き連れて掃除をしているところを見ていると、そのわずか何キロ北にあるバンコク以外の地区ではビッグバックで水をせき止められたおかげで今だに水が1mも浸水していていつになると元通りになるか分からない住民はずいぶんと腹立たしいことだったと思う。

そしてバンコク中心部が元通りになり始めているのを見てビッグバックの上流にいてバンコクの犠牲になっている住民は土のうを取り除いたり道路を封鎖するなど実力でもって大声を出し始めた。このような実力行使を取り締まるために民主党は2010年4月から5月の集会鎮圧に使ったという勅令を使って2010年と同じように軍隊を出動させこれらの住民を鎮圧するように政府に提案したがインラック首相はという普通の法律を選んだようで
おかげでこれらの住民との交渉は終始話し合いで進められ土のうを取り除いた住民の逮捕ということもなく、今のところはもちろん2010年の集会鎮圧でのような死傷者、負傷者もださない結果になっているのは政府の勝利で民主党は2010年に話し合いの努力を放棄して91人の死者をだしてしまったことを民主主義を尊重する政党であるならばもう一度考えるべきだと思う。

洪水期間中も2010年の集会鎮圧の真相を究明する動きは続いているようでアピシット前首相とステープ前副首相という鎮圧責任者が真相、事実という洪水に巻き込まれていくのは間近のようである。

พระราชบัญญัติで法律
พระราชกฤษฏิกาで勅令ですが各々は次のとおりです。
พ.ร.บ.ป้องกันและบรรเทาสาธารณภัย
พ.ร.ก.บริหารราชการในสถานการณ์ฉุกเฉิน



2011/11/18

<น้ำท่วม>และ<น้ำตา>

<洪水><>



北からゆっくりと流れてきた水はやっとバンコクの南に来て
海に戻っていこうとしている。今回の洪水はピーク時の水量が
満水時の琵琶湖の3分の2に相当する160億トン、浸水した
地域が1万6000平方キロに及ぶとみられ、これまでに500人以上
が死亡して200万人が影響を受けているということである。
首相に就任したばかりの時期に未曾有の災害の対策に
追われているインラック首相であるが、ここにきて特に民主党の
女性議員から被災地支援に首相が行ったときに公衆の前で
涙をにじませたことでขี้แย.อ่อนแอ.สำออย.泣き虫、かよわい、
甘えているという批判が出ていてひどいのになると涙を見せて
同情票を集めようとしているという議員もいるようである。

確かにこの間の新聞では3-4回ほど感情がたかぶって
涙が出たようである。指導者は冷静で的確な判断すべきだと
その通りではあるが災害被害にあっている何万人という人たち
の前で感情がたかぶり涙がでるのは人として普通のことでは
ないだろうか。それより昨年のラーチャプラソン交差点の赤服
集会を鎮圧して91人の死者を出した責任者のアピシット前首相は
一滴の涙も見せたことはなかったはずである。反対に涙を見せることも
なくテロリストの仕業だと言い続ける民主党のほうがおかしい
ような気がする。