2012/04/25

<ส.ส.กดบัตรแทนกัน>


<代理投票議員>

このタイトルも直訳では分かりにくいので意訳としました。4月24日で7日目に入った国会における憲法改正論議であるが、24日は291/5条の論議で..3憲法草案議会議員の各県から1人の議員を選ぶ選挙を取り仕切るのは選挙委員会で、使う法律は2540年の上院議員選挙法ということで決まった。また選挙で不正があった場合は、15日以内に選挙委員会に訴え選挙委員会は30日間で検討して訴えを受理する場合には、最高裁判所選挙訴訟部が判断することになった。

291/5の論議には7日間のうちの3日間をかけたようである。これだけの時間がかかるのは憲法という国家と国民にとって一番大事なルールで各議員が慎重になっていることもあると思うが、与党による国会での多数を使った早急な決議を恐れる野党民主党が論議を引き伸ばしているのは事実だと思う。そして民主党の主張を聞いていると国会での憲法改正論議は支持者である国民の手前はやらざるを得ないが、この憲法改正はいずれは憲法裁判所でクーデター以降は不公正な判断を繰り返し続けている司法勢力により憲法違反ということでひっくり返ると思っているようである。

また24日の国会での論議ではローサナー・トーシトラクーン上院議員から決議の際に与党側議員による代理投票があったとしてこれまでの決議はすべて無効であると主張している。ローサナー上院議員はバンコク選出の上院議員でパンタミット派である。おろらくこのタブレットの写真を使った非難は、この前に民主党の若手議員が国会論議中にスマートフォンを使ってポルノを見ていたことに対する反対側からの政治ゲームだと思う。またローサナー上院議員はパンタミット派でもわかるように2550年憲法の破棄には絶対に反対なようで、いまだに2550年憲法を破棄する前に国民投票をすべきだと主張している。民主党も含めてこのような主張をする人たちは2549年のケーデターでそれまでの2540年憲法が数秒で破棄されたことをどう考えているのだろうか。
新しい国民憲法を作る過程で国民の代表である国会議員が論議に時間をかけるのは当然のことだろう。いままでのタイにおける政治集団の動きを見ていると、今のところ国会外での行動があまりないのは望ましいことと思うが、反対に国会内で国民を失望させるようなゲームはやめたほうがいいと思う。また今回の新しい国民憲法には、クーデターによる憲法破棄を禁止するという条項が入るのかどうか楽しみである。


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