2012/04/15

<ช่างแม่มัน>

<放っとけ>

4月14日にカンボジアのシアムリアップで開催されたソンクラーン新年で国境を超えてやって来た約5万人の赤服を前にしてタクシン元首相はビートルズの名曲Let it beの部分をタイ語にして歌っていた。おそらくはタイ国内で問題になっている和解案と憲法改正案で民主党が強硬に反対していることに対してช่างแม่มันと言っているのだと思う。舞台上にいた3時間は久しぶりに支持者に囲まれタイラックタイ党のときの集会を思い出していたのではないだろうか。それを皮肉るようにナタウット・サイグア農業副大臣はここはシアムリアップではなくサナームルアンのようだと表現していた。しかし進行する和解案に遠慮したのか舞台上では演説はなく歌と踊りで終始したようである。タクシン元首相は何曲か歌ったがสามสิบยังแจ๋วMy Wayを力を入れて歌っていたようである。

また夕方6時ころに舞台に上がったタクシン元首相はジャトゥポン、ナタウット議員と初めて出会うということを言っていたが、ジャトゥポン、ナタウット議員ともにクーデターが起る前の最終の頃のタイラックタイ党に入っているのでタクシン元首相とは出会っているはずで、タクシン元首相が言いたかったのは、このような集会で出会うのが初めてだという意味だと思う。
この二人を含めた13人の赤服がプアタイ党所属の国会議員になったことは、赤服の勢力拡大を助けているだろうし、国境を超えてきた5万人を見てもわかるように赤服の団結力がプアタイ党を助けていることは前回の選挙を見れば明白である。そして旧権力にとって予想外であった赤服の拡大がクーデターへ踏み切る決断を遅らせているのも事実であろう。

タクシン元首相はチェンマイで家族とともにソンクラーンを迎えているインラック首相へ新年の挨拶と祝福を送るとともに、野党から何を言われても言い返さずに仕事にだけ専心していることを賞賛して、今のやり方が正しくて自分のやり方は間違っていたので真似をしないように注意をしたようである。

またあいも変わらず民主党は若手女性議員を使ってプアタイ党の議員と閣僚がラオスとカンボジアでタクシン元首相と出会ったことは法律違反だと騒ぎ立っているがช่างแม่มันである。写真は久しぶりにインラック首相の大切な息子であるスパセーク君が出ていたので二人の写真にします。


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