2012/04/21

<เสียงข้างมากลากไป>

<多数派が引きずっていく>

4月18日にプラアーティットにあるパンタミット事務所での会合で北部パヤオのチュムポン・リーラーノン調整役が発表した21日にバンコクの陸軍クラブにおける集会には、パンタミットは参加しないことを表明するとともに、現在国会で憲法改正を論議している上下院議員416人を不正な憲法改正をしているということで、この26日には最高検事局に訴え憲法裁判所で判断するように訴えるということである。いずれにせよこの会合にはパンタミットのソンティ・リムトーンクン氏を始めとする中心人物が不在で組織内部で何かが起こっていることは確かだろう。また集会を開催しないのは動員力不足か資金不足が影響しているのだろう。そして人が集まらない集会に賭けるよりは、より確率が高い司法権力に賭けて憲法改正阻止そしてプアタイ党の解党を狙っているのだろう。
また司法勢力もどのような案件でプアタイ党を解党に持っていけるか勉強しているのであろう。今年中に帰国すると言っているタクシン元首相が帰って来る時にパンタミットが万単位の集会が開けるのかどうかで、この組織の状態がわかってくるだろう。

一方、国会は朝から夜中まで憲法改正論議をやっているが、今のところ憲法草案議会議員の人数と資格を論議している。憲法草案委員会が提案しているのは、各県から選挙で選ぶ議員1人で合わせて全国では77人と国会が選ぶ専門家22人で合計で99人である。上院と民主党からは各県1人というのは不公平で120、150、200人等の意見が出ていた。民主党の推測によると与党が幅を利かせている県が54県あり、これに国会では与党が多数決で与党よりの専門家22人を選ぶとすると憲法草案議会は与党の思いのままになるということである。民主党はこの状態を多数派が引きずっていく、多数派による独裁だと主張している。
しかし各県で選ばれる一人の議員がどのような考えを持っているか、また憲法、法律、政治の専門家がどのような考えを持っているか分からない状況で多数派に引きずられるという主張は的確ではないと思うし、憲法草案議会が240日を使って草案を作成する間には国民からいろんな意見が出るだろうし、これらの議員はタイ国民で新しい国民憲法を作ってタイを良くしたいと願っているのは確実だと思う。


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