2012/07/31

<ประชามติ>


<国民投票>

2012年8月1日に通常国会が開催される。この間にマスコミで話題になっているのは前回の国会で議論された憲法改正のことで、第3読会の決議まで行ったが憲法裁判所から横槍が入って止まったままになっている第3読会の決議を続けるのか、それとも憲法裁判所の提案である国民投票をやってから決議をするのか、もしくはこれも憲法裁判所の提案である憲法の条項ごとに国会で討論して改正していくのか政府はまだ判断していない状況である。国会における憲法の条項ごとによる改正となると憲法草案議会を作って新しい国民憲法を作るとしていたプアタイ党そして政府の公約は達せられなくなるわけであるが、今の状況を判断すると政府は国民の生活向上と国の前進に向けた政策を推進していくには慎重にならざるを得ず、結果としては国民からは後退しているように思われるかもしれないが、国民の未来を握っているのはインラック政権で野党民主党また憲法裁判所は反対するだけで何らの決定権がないのははっきりとしている。

さて憲法裁判所を始めとして2550年のクーデター憲法を死守しようとしている勢力が主張する、この憲法は国民投票を経た憲法で全面改正には国民投票を行なって国民の意志を問うべきであるという意見であるが、この国民投票がクーデターで布告された戒厳令が全国の半分近くになる35県で続いていたことに見られるように軍の監視下というか銃のもとで行われた国民投票でありボイコット呼びかけるいかなる行為も法律により禁止されたいてという事実を隠して2550年憲法の正当性を主張するのはごまかし以外に何者でもないという気がする。国民投票結果の数字を見るとぎりぎりで通ったという気がする。また地図にある各県における賛成と反対は緑が濃くなるほど賛成で赤が濃くなるほど反対である。地図をよく見ていると気づくのは深南部3県は薄い緑で南部中部は濃い緑になりクーデター憲法を支持した民主党の影響力が南部中部で強いということがわかる。また北部と東北部で反対である赤色になっていくのは、この時期はまだノーポーチョーを中心とした赤服集団はそれほど組織化されていないのでクーデターに反対するタクシン派だと思っていいだろう。そして注目すべきは東北部にあるナコンラチャシマーとブリラムが薄い緑で賛成票が多かったということである。はっきり言って人口の多いこの2県がクーデターに反対していたら国民投票は逆転していただろう。

2550年8月20日の国民投票結果
 

投票者総数    25,978,954 57.61%
不投票者総数 19,114,001 42.39%
有権者総数    45,092,955

賛成 14,727,306 57.81%
反対 10,747,441 42.19%
合計 25,474,747


1 件のコメント:

  1. eX Thailand2012/08/02 19:16

    はじめまして、突然のメール失礼致します。
    タイ・バンコクの日系企業「eX Thailand(イクス・タイランド)」の正坂(しょうさか)と申します。

    貴方様のブログを拝見させて頂き、是非、弊社が10月22日に創刊する、タイ国内在住日本人男性向けフリーペーパー「Men's Thailand」に、ブログを掲載して頂きたいと思いご連絡さし上げた次第でございます。

    簡単に雑誌の内容をご説明させていただくと、「タイで闘う漢のバイブル」というサブタイトルのもと、タイ在住の20代~30代男性。大手企業の駐在員等では無く、現地採用や個人経営者等、文字通り「タイで闘う漢達」への情報や読み物を中心にした内容となっております。

    タイ国内では、日本語フリーペーパーが約30誌ほどあり、その中で男性向けというのは、主にナイトライフ向けのものばかりなのが現状です。
    弊誌では、そういったものを一切排除し、コンテンツをご提供して頂ける方々の評判を落とさない為にも、健全な運営を心がけてまいります。

    記事は弊誌のコンセプトに合うものであれば、以前書かれたのもでも、新たに書いていただいてもどちらでも結構です。
    是非、一度ご一考頂けませんでしょうか。
    ご了承頂ける場合は、下記アドレスまでご返信下さいませ。

    また、ご要望等がございましたら可能な限り対応させていただきたいと思っております。
    以上、何卒よろしくお願い致します。

    kengo@exg.asia

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