2012/05/02

<ยิ่งลักษณ์ทัวร์ปัตตานี>


<インラックパタニーツアー>

4月29日にはユッタサク副首相、プラユット陸軍司令官と共にパッタニー入りしたインラック首相は深南部の地域指導者と宗教指導者と出会い、政府が深南部の正常化と経済活性化に向けて真剣に取り組んでいるということを説明したようである。それに対して宗教指導者はこの時期の不安定で危険な深南部に首相自らが来たことを感謝するとともに、2年8ヶ月の民主党政権のときにアピシット前首相は深南部に一度も足を踏み入れたことがなかったと語った。またこの前日にはヨンユット・ウィチャイディト 副首相兼内相、キティラット・ナ・ラノーン副首相兼財務相、ナタウット・サイグア農業副大臣がヤラーに先入りして深南部から集まってきた政府関係者、実業界の人たちに対して深南部においての経済活性化を図る政府の政策を発表した。特に3年後のアセアン経済共同体に向けたイスラム教徒が食べられるハーラル食品を作る工場の拡張と南部のシンボルであるゴム園の拡張について説明していた。現在のところタイ全国でゴム園は1,800万ライあり、国に与える収入は6,800億バーツで2556年には1兆バーツにもなるということである。この3人の閣僚を見るとヨンユット・ウィチャイディト 副首相兼内相はスラータニー出身でナタウット・サイグア農業副大臣はナコンシータマラート出身で二人とも南部の人である。そしてキティラット・ナ・ラノーン副首相兼財務相は名前が示すとおりにラノーンには深い関わりがあり、ラッタナコーシン初期に中国から移民してきた子孫である。また先祖はマレーシアからゴムの木を持ってきてトランに初めて植えた人であるということである。

インラック首相の深南部入りについては、さっそく民主党のチャワノン報道官は、首相の深南部入りはいいことだがハジャイとヤラーでの同時爆発はタクシン元首相がマレーシアにおいて分離主義者と話し合ったのが原因であるという、まったく根拠のない情報をもとにした作り話を否定されても、嘘だというのが証明されても使っているようである。その上に民主党の根本の認識ではテロをやっているのは分離主義者ではなく、麻薬密売業者、人身売買組織、非合法燃料売買組織、関税を支払わない不法商品を取り仕切っている組織がやっているということである。


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