<ยาม้า>กับ<ยาบ้า>
どちらも麻薬のことでアンフェタミンから作る覚醒剤である。元々は<ยาขยัน ヤーカヤン>と呼ばれ勤勉薬ということで徹夜で仕事や勉強をする人のイメージで使われていたが、長距離トラックを運転する運転手や肉体労働者が馬力が出るというイメージから<ヤーマー 馬薬>に変わったようである。しかし力が出るというイメージでは中毒者が増えるということで時のチャワリット政権のサノー・ティエントーン内務大臣は気狂いになる薬なら中毒者も減るのではということで<ヤーバー 気狂い薬>という呼び名に変えたということである。
この名のとおり気が狂うようで9日にはバンコク都内のクリーニング店で店主夫婦の2歳の子供が薬で酩酊状態になった従業員の男(47)にナイフで刺され死亡したというなんとも言えない悲惨なニュースがあった。犯人が重罪になるのはモチロンのことだがこのような事件がなんども過去にありヤーバーが地方にも蔓延しているというのはここ何年かニュースになっていたはずなのになんら有効な措置もとらなかった民主党政権で治安担当大臣であったステープ・トゥアックスバン副首相の責任は大きいと思う。<パオバーン パオムアン>
家を燃やし街を燃やしたと連日のように叫び続け赤服グループを攻撃しただけで国民が一番重大に考えている麻薬問題を野放したこの人のおかげで民主党は選挙に負けたのだろう。
選挙後に行われたアサムプション大学のエーベックポールで国民は新政権に何をやってもらいたがっているかの順位は次のとおりである。
1,麻薬撲滅
2,和解をして平安無事な国になる
3,ガソリン価格を下げる
4,30バーツで医療が受けられる制度の復活
5,最低賃金1日300バーツの実現
※ 写真はヤーバーがタイに入ってくる経路である。
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