2011/09/18

<少年 少女>と<ミスター ミス>

<ด.ช. ด.ญ.>กับ<นาย. นางสาว.>

法律の改正により710日から始まったタイの人たちが所持するIDカードは15才から作っていたのを7才から作るようになったようである。IDカードの名前の前につく敬称は7才から14才までが少年、少女で15才になるとミスター、ミスになるようである。ただ女性に限り結婚して籍を変えるとミセスになるであるがそれがいやで結婚をしても籍を変えないひとが多いと聞いたことがある。大切なIDカードでもし所持していないのが見つかった場合は200バーツの罰金を課せられるということである。しかし多くの子供たちは母親に預けておくので罰金はないようである。

7才から14才の子供たちは800万人いるようでかかる費用は人件費を除いても2億バーツ以上ということで反対の声も上がっているようだが大部分のタイの人たちには受け入れられているようである。それに子供たちは大人が持っているものに憧れるので喜んでいるようである。これまでは子供たちが国のサービス等を受ける場合は出生証明書か住民票を示す必要があったのが1枚のカードになり便利になったということである。では国と子供たちにどのような利点をもたらすのか内務省管理局の説明によると次のようである。

1,国民の情報を管理することでの国の安定
2,他人の権利を侵害する行為を防げる
3,医療、教育等の国のサービスを受けるのが便利になる

さて一番心配なのは孤児になった等の理由で<เด็กเร่ร่อน>と呼ばれるストリートチルドレンになる子供たちであるが反対にIDカードを作る機会がなく国のサービスを受ける権利がなくなるのではという点については管理局は各自治体や協力機関の助けを借りてくまなく子供たちのIDカードを作ると言っているがどうなるのであろうか。

IDカードのことを調べていて気づいたのは識別に用いる13桁の数字には国籍の取得手順や登録地区の情報が収まっているということであるがタイの人たちはこの数字を使って大好きな占いをやっているようである。写真は1943年から使われた第一世代のIDカードでバンコクだけで使われていたようである。


0 件のコメント:

コメントを投稿