<คำสั่งมาตราการชั่วคราว>
オランダのハーグにある国際司法裁判所はタイとカンボジアの国境紛争で臨時措置に関する布告をだした。これはあくまで臨時措置で判決ではないようである。カンボジアが要求している1962年に同じく国際司法裁判所がだしたプレアビヒアをカンボジア側だとする判決の解釈については何ヶ月か先になるようで、それにより国境線が決まるのかそれとも裁判所は解釈をしないのかまだ決まっていないようである。布告は臨時措置が4項目で一般的な布告が3項目あるようである。
臨時措置布告
1,分水嶺から測ってタイ側に8.5㎢、カンボジア側に8.8㎢の全体で17.3㎢が非武装地帯になる。
2,カンボジアは自由にプレアビヒアへ行き来することが出来、タイは邪魔してはならない。
3,アセアンの枠内での協力とアセアンからの監視団を認める。
4,タイとカンボジアの関係が悪化するいかなる行動もこれを排除する。
一般的な布告
1,国際司法裁判所はカンボジアからの訴訟を継続して審議する。
2,両国は臨時措置布告の実施状況を国際司法裁判所に報告する。
3,新しい事実と異議がある場合は国際司法裁判所に対して再審議を要求することができる。
さて大切な非武装地帯からの両国軍の撤退であるが、タイ側は監視団を含めた3者会談で撤退時期を決めるとしていてフンセン首相も同じような考えで会議の主催はカンボジアがやってもいいと言っているようである。いずれにしても会議はタイ側の外相と国防相が決まってからになると思うが、フンセン首相をマフィア呼ばわりしたパンタミット枠のガシット元外相がいなくなって会談はよりやりやすくなったと思うがどうであろうか。ガシット元外相は先日パンタミットと共に国際空港2ヶ所を占拠した罪状で検事局に告訴されたようで、この裁判に出席していたガシット元外相はタイに帰ってきてさっそく警察に報告に行ったようである。タイのマスコミでのこの人の評価は2年余りの任期の前半を外務省の力で各国に圧力をかけタクシン元首相を追い回し後半はカンボジアとの争いに明け暮れただけというおかしな外相ということである。
写真は国境の地図で青線がカンボジアが主張する国境線。
赤線がタイが主張する国境線。
橙線が非武装地帯である。
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