2011/08/06

<コメは入手し難く木の実は高価>


<ข้าวยากหมากแพง>

最近の新聞によくでてくることわざで「コメは入手し難く木の実は高価」
という訳になり食料が少なく物価が高いという意味である。
Maakはキンマと一緒に噛むビンロウジと思っていたら本来の意味は
木の実だということである。食料自給率150%のタイで食べ物が
不足しているとは考えられないのだが、アピシット政権では実際に
食用油と卵がスーパーの食品棚から無くなったことがあった。

選挙運動も最後のカーブにかかり各党の党首は選挙応援演説で
各地を回っているが、これまでは警察と軍のガードに囲まれ国民と
直接に接したことがなかったアピシット前首相はここに来て国民から
演説中に罵声を浴びているということである。一つは物価の問題で
もう一つは昨年の赤服集会を鎮圧した際にでた91人の死者と
2,000人の負傷者そして未だに刑務所にいる300人の逮捕者、
特別調査委員会を立ち上げ1年間もの期間を調査しても
誰が命令をして誰が国民を殺したのか分からないということである。

アピシット前首相の答えはいつも赤服集会側に黒服を着た訓練を
受けたガードがいて彼らが発砲したので軍は発砲し返したという
あいまいな返答ばかりで黒服のガードが逮捕されていない状況では
このまま真実を隠し通そうとする意思が国民にはみえみえのようである。

どうして国民に向けて発砲したのか、どうして実弾を使ったのか、
いったい誰が命令を出したのか、アピシット前首相はどこに行っても
国民から問い詰められるし、また生涯をかけて問い詰められる
重大なことで彼がどこまで答えられるようになるかという重大な
選挙だと思う。


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