2012/04/07

<ไหว้เขาสิพี่>

<あんたらあの人に感謝したら>

タイトルのタイ語を直訳すると分かりにくいので意訳にした。また状況を説明すると時は4月5日で場所は国会、発言者はナタウット・サイグア農業副大臣である。この日深夜まで行われた和解委員会が提出した和解案を受け入れるかどうかの国会討論で、この国会討論の間、民主党議員が和解委員会ソンティ・ブンヤラットクリン議長に詰め寄り、この和解案に不満な議員が攻撃的な発言をしたことを受けて、それまで選挙で負け続けいた民主党が2549年のクーデターにより政権の座につくことができたのは、クーデターの指導者であったソンティ・ブンヤラットクリン議員のお陰なのだから感謝すべきだというナタウット・サイグア農業副大臣が発言の最後に民主党議員に向って言った言葉である。

もちろん民主党も和解には同意しているとは言っているが、プラポッククラーオ研究所が作成した和解案ではこの6年間のタクシン元首相壊滅計画のすべてが無駄だったということになるのを恐れているようである。できれば和解を延ばし司法によるプアタイ党の解党もしくはできるなら再度のクーデターを狙っているようである。

また民主党のステープ議員がテロリスト以外との和解なら賛成だとの発言を受けてプアタイ党のジャトゥポン・プロームパン議員は91人を殺した殺人者との和解はできないとやり返した。また続けていずれは成立する恩赦ではプアタイ党のナタウット・サイグア議員と自分と民主党のアピシット前首相およびステープ議員の4人だけは除外にして、公正な司法のもとでテロリストか殺人者かの裁判をやろうということである。これに対してアピシット前首相はステープ議員と自分とタクシン元首相の3人で裁判をやろうということである。

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