<ขัตติยะ>กับ<ขัตติยา >
前のほうは2010年5月13日に赤服集会で狙撃されて亡くなったカティヤ・サワディポン少将で次は彼の一人娘であるカティヤー・サワディポン弁護士である。名前の最後が短母音と長母音という違いだけで面白い名づけ方もあるものだなと思ってタイの友人に聞いてみると、それほど珍しくもないということで短母音のカティヤは男の名前でカティヤーと長母音になると女の名前になるということである。
おそらくカティヤ少将は目の中に入れても痛くないほどに一人娘を可愛がっていたのだろう。父親は赤服を応援して娘は黄色の集会に参加していたということである。
カティヤ少将の履歴を見ていると軍人になってからチュラーロンコーン大学教育学部、シーパトム大学法学士、ニダー・ビジネススクール社会開発学部修士、ラムカムヘーン大学経済学士、フィリピンの大学の経営学部博士と軍とは関係のないような勉強ばかりをしている。いったい軍人生活と学生生活をどのように両立させたのか不思議なところである。カティヤ少将にとってラーチャプラソンの赤服集会はお祭りではなかったのかという気がする。集会場にはいろいろな店が出ていて小さい頃に絶対行ったはずであるお寺の祭りを思い出していたのではないだろうか。そして悲しいことにカティヤ少将が狙撃されて祭りは終わり、新しくテロとの闘いが始まったということだろう。おそらくバンコク住民にはお寺の祭りに行くような余裕はなくなりタイはタイではないようになっていくのだろう。
カティヤ少将のニックネームはセート・デーンである。セートはセーナティガーン(参謀)から来ていてデーンは赤であるが、日本のマスコミにあるように「赤の参謀」ではなく彼の生れたときからのニックネームが一般的なデーンなので「デーン参謀」と訳したほうがいいという気がする。
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