2013/05/06

<การกดดัน>กับ<การคว่ำบาตร>


<圧力><ボイコット>

4月29日のモンゴルでの首相の演説から一週間が経つが、未だに演説に対する攻撃は収まっていないようである。主にソーシャルメディア等のインターネット上での攻撃が多く、大部分はまともな論理で非難するのではなく感情で非難しているようで非難する言葉も予想以上に厳しい表現というか、聞くに堪えない言葉で攻撃を繰り返しているようである。特に目立っているのはチャイ・ラーチャワットという漫画家が個人のFBにインラック首相の写真とともに載せた“กะหรี่ไม่ใช่หญิงคนชั่ว กระหรี่แค่เร่ขายตัว แต่หญิงคนชั่วเที่ยวเร่ขายชาติ”「娼婦は悪い女ではない。娼婦は体を売っているだけであるが悪女は外国に行って売国をしている」という言葉であるが、おそらく娼婦は体を売っているという前の言葉に合わせて悪女は売っているということを言いたかったのだと思う。では何を売るのかと考え一番強烈な国を売るにしたのだろう。しかし本来は“ทรยศ”裏切るという言葉を使って国を裏切ったでよかったともう。こちらの方がはっきりと意味が伝わっていたと思うがいかがだろうか。

今回、演説を読みなおしてみて思ったのはインラック首相が本当に言いたかったことを理解できていないのではないかという気がした。それはすべての国民は法律を遵守して民主主義を創造していかなければならないに続けて最後のほうで言っている次の言葉である。「さらに外国の友人が重要な存在であると学んだことである。民主主義制度において各国からの圧力はタイの民主主義を存続させることができて民主主義を止めようとする運動を認めずボイコットすることは重要なシステムだと思う」ということで簡単にいえば外国に援助を前もって要請しているということだろう。これに対しては現政府は議会内でも多数派でどうして国内問題を政府の力で解決できないのかという疑問が出るのは当然のことだろう。首相の頭か心のなかには2553年の反民主主義に対する抵抗運動で99人の死者と2,000人の負傷者を出した記憶があるのだろう。もし2549年のように武器で政権を倒すという事が起これば何人の死者が出るのか予想できないだろう。政権ができてから2年間に20各国以上も歩きまわったのは決してチャイ・ラーチャワットという漫画家が言うように国を売るためではなく女性首相という利点を生かした遊説予防策だと思うことはできないだろうか。

ついでと言っては何であるが<การคว่ำบาตร>バート(僧侶が托鉢するときの鉢)をひっくり返すでボイコットというのは、僧侶が在家者に問題があり拒否する時には鉢をひっくり返して喜捨を受けないという意志を表明するという仏教用語である。


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