<忘れてしまいましょう>
プラポッククラーオ研究所が作成した和解に向けての報告書を要約すると「忘れてしまいましょう」ということである。สถาบันพระปกเกล้าのサターバンはInstitutionをナラーティップポンプラパン親王がタイ語にされたもので
大学、研究所、寺院、病院等の公共施設に使われているタイ語である。
さてこの1週間、国会及び各マスコミにおいて激論を巻き起こした報告書は次の調査項目を経てできたようである。
1,タイと同じような状況に置かれていた10カ国への調査
2,タイ社会内の抗争を調査
3,パンタミット、ノーポーチョー、政府職員、政府の関連機関と元首相を含めた47人へのインタビュー
結果は抗争の中心はタクシン元首相で民主主義をどのように解釈するかの違いから起こった抗争で一方は
国会における多数派を重視して、もう一方は民主主義においての道徳と倫理を重視した結果であるということである。そして両方共に権力と利益の維持のためにおのれの考えだけを主張してマスコミを使い社会に浸透させた結果、民主主義に対する解釈の違いが社会経済上の格差を生み出し気づかせることになったということである。
報告書では抗争を終わらせる方法として短期的には次の方法を提案している。
1,6ヶ月後に結果を出すコーオーポーと呼ばれる和解のための真相調査究明独立委員会を支援する
2,すべての関係者に対する条件なしの恩赦
3,2549年のクーデターのよりできた国家損失真相解明委員会により犯罪となった全てをなくす。
4,国民による反対集会を禁じた上での憲法と法律の改正
民主党が強硬に反対するのは、この報告が国会で取り上げられると与党による多数決賛成で恩赦法が
成立してタクシン元首相の帰国につながることを恐怖を感じるほどに恐れているようである。
0 件のコメント:
コメントを投稿