<帰ってこないわよ>
タクシン元首相のタイ国内の情勢分析では和解への兆しが見え始めたので今年中には帰国できる
と予想しているようである。この情勢分析に対するインラック首相の答えは一言で<帰ってこないわよ>
ということである。この答えに対してタクシン元首相は赤服もプアタイ党も帰って欲しがっている。しかし
政府だけが帰って欲しくないようだとつぶやいたようである。
タクシン元首相の帰国は賛成派および反対派にとって昨年の選挙以上に重大なことでタクシン元首相を極悪人としてきた民主党やパンタミット等にとっては国を民主化とは反対の方向に向け格差社会を温存してバンコクが地方に対して優位であるというバンコクに住む保守層の考え、そして黄色集団による集会また空港占拠、その上にはクーデターによる民主党政権成立等の行動ががなんの意味もなかったことになるほどの重大なことだと思う。
ではタクシン元首相の帰国の方法とは次のとおりである。
1,チャローム・ユーバムルング副首相が提案するพ.ร.บ.ปรองดอง(ポーローボープロンドーン)という
和解法案による帰国。
2,スチャート・ラーイナムンガン首相付き副幹事長によるพ.ร.ก.นิรโทษกรรม(ポーローゴーニラトートガム)という恩赦緊急勅令による帰国。
3,この時点では国会内にできた委員会で憲法草案議会設立に向けた議論が行われているが、その2550年憲法を改正することによる一部条項をなくすことによる帰国。
4,前回のクーデターを率いたソンティ・ブンヤラットクリン大将が議長になった国会内の和解に向けた方向を検討する特別委員会による諮問を受けたプラポッククラーオ研究所がまとめたクーデター政権による訴訟を全て無効にするいうことによる帰国。
しかし4案ともに時間がかかり反対派を増やしていくだけなのでイサーンの赤服が提案する今年の4月のソンクラーンのときにラオスを訪問することになっているタクシン元首相をそのままノーンカイからタイに入国させウドンタニーで何十万人規模の赤服を集めてタクシン元首相を守るという案が一番現実的であるという気がする。
写真には4年先の2559年にタクシン元首相帰国という写真を使ったが、民主党はお喋り上手を超えて悪口上手になり政治党派ではなく悪口同好会という様相でパンタミットは大きく人を集めるスローガンもなくなり今の反対派の状況を考えると近々という気がする。
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