2008/11/09

<市民的不服従>

อารยะขัดขืน


アラヤカットクーンと言いパンタミットがよく使う言葉である。おそらくガンジーの非暴力抵抗の影響を受けているのだと思う。ガンジーはイギリス植民地政府に対する抵抗をサティヤーグラハ Satyagraha と名付けた。ガンジーによる造語で「真理をもとにした抵抗」という意味である。パンタミットの人たちは真理、道徳、倫理という言葉が好きなので採用したのだろう。
アラヤはアーリヤ文明と同じでタイにはインド文化が多く取り入れられているので文明のことをアラヤという。その反対で獰猛、残忍のことをタミンと言い、これはタミルから来た。タミルはアーリヤ族の拡張によりインド南部に移動した民族である。タミルという言葉がよく使われたのは、1992年5月のクーデーター政権と市民との衝突で死傷者が出た事件をプルサー・タミン「残酷な5月」と言うようになった。

今回の10月7日の出来事をすでに「残酷な10月」という表題を付けた新聞があるが、未だに政府の二つの調査委員会が結論をださないのに、このような表題を付けるのは早すぎるという気がする。そして8月26日からNBT襲撃と官邸への占拠から始まり、9月2日の反独裁連合との衝突で死傷者を出した事件を含めて「残酷な10月」というのでは間違いはないだろう。

訂正  8月から事件は起こっているので「残酷な10月」はおかしいので、「残酷な雨季」に変更します。タイ語ではナーフォン・タミンと美しい音になります。実際起こっていることは、タイ人の微笑みを失くしてしまう悲しい悲しい出来事ですが。

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