2013/07/02

<ตุลาการธิปไตย>กับ<ประชาธิปไตย>


<裁判官主義><民主主義>

タイにいてよく聞かれるのは“どうしてよくならないの”という質問で答えとしては“まだタイはそこまで行ってないんだよ”ということだと思う。ではどうしてそこまで行けないのか国民の90%以上は民主主義を望んでいて格差の解消、地位や富の平均化を望んでいるのだが5%くらいの旧権力と呼ばれるグループが平等と発展を阻んでいるようである。このグループは自分たちの権利が普通より多くあり自由に出来る範囲を広げようとしている。平等という考えの上にあり公平よりも有利を得たいと考えている。そしてグループの広告では他より優っていて“良い人または道徳倫理に優れた人”の集まりでずっと支配者に向いていると言っているようである。そしてそれを補うように武器と司法を使って権力を維持していこうと考えている。しかしこのグループも何度か判断の間違いをおこし修正しようとするたびに対立はいっそう激しくなっていくようで個人からグループにそして最後にはタイ全国での対立に広げてしまったようである。その判断の間違いは次のとおりである。

1.最初の判断の間違いは敵と見方の区別ができずにタクシン元首相の地方に対するポピュリズムを危険と感じてしまいタクシン元首相を敵に回したことである。
2.2549年のクーデターを起こしてしまったことで大部分の国民が反対または敵対することが予想できずに選挙を直ちにやる必要に迫られたわけであるが結局はまた同じく選挙で負けるという結果になったわけである。
3.2551年からの司法強調主義によりパランプラチャーチョン党を解党したが、全国的な色分けが始まり司法は片一方に付き司法に対する信頼を大きく損なってしまったことである。
4.これらの3件により赤服集団が大きくなり始め2553年の4月から5月の集会を銃により鎮圧したことで100人もの死者を出したことで全国的な対立はますますひどくなり解決し難くなったことである。

そしてこのグループの判断の間違いの5番目は現在進行中の裁判官主義により選挙により国民が選んだ民主主義の道を崩そうとしていることである。